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子育て

わが家のADHD日記-2019/7/01

私の息子は、小学5年生です。小学3年生の時にADHDの診断を受け、コンサータを内服しています。息子の場合は、衝動性が強いタイプだと思います。

最初は、県立こども医療福祉センターで診断を受けました。しばらく通院後、通院しやすい近所の専門機関に紹介してもらい、今はそこに約3か月おき、小児科のかかりつけ医を毎月受診しています。

今日は、3か月に1回の専門機関の受診日でした。私だけが先生とお話しして、息子の普段の様子を伝えます。

とても優しい先生です。私も、こんな風にゆっくりとお話ができる人になりたいなぁ、と思います。

「最近の様子はどうですか?」と聞かれて、私は、息子の困った行動しか伝える事ができませんでした。もう、その時から泣きそうな気持ちでした。

連絡帳を毎日書いて下校する事ができないこと、宿題をごまかそうとすること、自分の思い通りにならないことがあると、なかなか気持ちの切り替えができないこと・・・

「そうなんですね…。できていた事はなかったですか?」「学校に毎日行けていること、これだけでも、十分いい事ですよ」と、先生は話してくれました。

できていた事…。私は、なかなか息子のスモールステップでも、できている事、努力している事を見てあげられていなかったなぁ、と思いました。

最初は、息子ができない事が、私の困りごとで、息子がどうしたら行動を変える事ができるのか、そんなトレーニングがあれば通いたいと思っている事を相談するつもりでした。

「きっと、できるようになっている事があるから。今は自尊感情を低めないような関わりを心がけてあげてください。」と先生に声をかけられて、涙が止まりませんでした。

自尊感情を低めるような関わりしかできていない気がする…。先生に正直に話しました。

「お母さんが、そうやって ’できていいない気がする。どうしたらいいんだろう’ って思う事は、もう、変われるってことですよ。できていない事に気づけたんだから、意識して変わってみましょう。何を言っても気付けない人もいる中、気付けた事が大切ですよ」と声をかけてくれました。

娘が中学校に入学して、初めての授業参観の時に、中学校と小学校の違いを目の当たりにしました。今は十分手をかけてもらえても、中学校になると、今以上に息子は苦労するのではないだろうかと、とても心配でした。だから、私はとても焦っていて、何とか息子に成長してほしい気持ちでいっぱいだったのです。

先生は「ADHDの子は、小学生の間は3年位他の子よりも成長がゆっくりだと思ってね。でもね、中学校になる頃には少しずつ衝動性は落ち着く傾向になって、中学校ではグンと成長したように見えるようになると思うよ。人それぞれだけど、ゆっくりだけど、できるようになってる事が増えてくるはずだよ」と話してくれました。

息子の特性を、何とかしようと焦っていた自分に気づくことができました。

その特性を含めて、かわいい息子です。

先生に、親としての関わり方を勉強したい。本を沢山読んでも、実践できていない。という事を相談して、『ペアレントトレーニング』に申し込んでもらました。もしかしらた、空きがなく、「秋の受講はできないかもしれないけれど、そしたら、春に受けたらいいよ。」と言ってくれました。少し前の私だったら、今すぐ受講したい!春まで待てない!と思っていたと思います。でも、受講できる時が自分の勉強する時なんだ、と受け入れる事ができました。

そして、「変わりたいと自覚できたあなたは変われるはずだよ」と言ってくれた先生の言葉を信じて、ありのままのこの子でいいんだ、と思って、今日、子供と接する事ができました。

まだまだ、勉強不足・イライラ母さんだと自覚しています。でも今日、先生に泣いて相談する事ができて、一歩前進できたと思います。

今まで、子どものために、と思って私がレールを敷いていました。子供の少し前に立って、こっちだよと手招きするのではなく、手を繋いで一緒に歩く、もしくは、子供の後ろから見守りながら歩く、そんなイメージで歩みを進めていきたいなぁと思います。

私はとても弱いので、今日の気持ちを忘れないで継続できるように時々、自分と息子の様子を発信しようと思います。

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