この記事では副反応について書いてありますが、これはあくまでも私の場合です。
そして、ワクチン接種に対して「副反応があるから危ない」「副反応があるからやめておいた方がいい」という意味で書いたわけではありません。
ワクチン接種に関して、色々な意見があると思います。
ワクチン接種の是非を論じるための記事ではありません。
受ける・受けないは各自の判断です。
私は、ワクチンの副反応を知らずに接種してほしくないと思っています。
副反応には個人差があります。
私の場合よりも軽い場合も、もっと強い場合もあるでしょう。
私は、これまで予防接種の副反応でここまで悩まされた経験はしたことがありませんでした。
そして、私が医療者ではなかったら、とても不安になっただろうと思う副反応を経験しました。
事前に、予備知識があるだけで、副反応の受け入れ方が随分変わると思いますので、私の体験談が少しでも、誰かの役に立つと嬉しいです。
ワクチン接種に関する正しい情報は、行政が発信している情報をご確認ください。
Contents
コロナワクチンの副反応について
新型コロナワクチン接種に関しての正しい情報は、行政が発信している情報を確認することが大切です。
接種部位の腫れ・痛み、発熱、頭痛など接種後の様々な症状の頻度などが調査され、公表されています。⇒新型コロナワクチンの接種後の健康状況調査
私は、看護師として働いていいるため、「医療従事者から先行してコロナワクチンを接種する」対象となりました。
この時点で公表されている副反応や頻度について説明が行われ、私は「コロナワクチンを接種する」ことを決めました。
- 接種部位の疼痛(痛み)が90%以上起こる……「痛みの程度ってどれくらいだろう」
- 接種後30~40%に発熱が起こる……「翌日勤務だったら働けるかな」
- 2回接種後の方が副反応が強く出やすい……「2回目ってまだまだ先の話よね、まずは1回目の副反応が気になるな」
コロナワクチン1回目の接種後の経過
コロナワクチン接種会場にて
新型コロナワクチン1回目は、16時に左腕にワクチンを接種してもらいました。
副反応による「接種部位の痛み」の程度が分からなかったので、利き手ではない方に打ってもらおうと思っていました。
ワクチンを接種してから15分間は「観察スペース」で過ごしました。
体調に変化があった時には、すぐに対応できるように、配慮されていました。
毎年予防接種をしているインフルエンザは皮下注射です。
新型コロナワクチンは筋肉注射なんです。
正直、私は「筋肉注射」が怖かったので、針を刺された時に、一瞬血管迷走神経反射を起こしそうな自分に気づきました。
「大丈夫、大丈夫」と思い込むことで、血管迷走神経反射を起こすことはなく過ごすことができましたが、あまりにも緊張しすぎたり、恐怖を感じすぎるのは良くないと実感しました。
筋肉注射は痛いと勝手に思っていましたが、インフルエンザの予防接種(皮下注射)よりも痛くなかったというのが、私の感想です。
血管迷走神経反射とは、なんらかの誘因により迷走神経が亢進し血管拡張、心拍低下を起こす現象です。
症状としては、気分不快・眠気・顔面蒼白・あくび・冷汗・血圧低下・悪心・嘔吐・意識喪失・徐脈(40回/分以下)・痙攣などがあります。
出来事に対する恐怖心や緊張感が強い時や、採血速度・睡眠不足・空腹などに影響されることもあるので、不安の緩和を図り、リラックスに努めましょう。
コロナワクチン接種後の副反応
予防接種を打ってから4時間くらいして、急に注射部位の鈍痛を自覚しました。
子どもと一緒にテレビを見ていて、ふと予防接種を打った左側に顔を動かした時に、「ん…⁉なんか、違和感が…」という感じで自覚し始め、段々と鈍痛をはっきりと感じ出しました。
普段通りの生活を送ることはできました。
ただし、腕を45度以上上げようとすると、注射部位というか、その周囲というか、左腕が痛いので、なるべく腕を動かしたくない気持ちでした。
そして、寝る時に注射部位を下側にすると、とても痛いので、仰向けで寝ました。
寝返りをする時にも、痛みを感じて目が覚めました。
コロナワクチン接種後も、翌日も、注射部位の発赤やかゆみはありませんでした。
コロナワクチン接種翌日は、普通に仕事で、腕の鈍痛は残っていたものの、普通に業務を行うことができました。
- 注射部位の鈍痛は、2日以内には消失しました。
- ワクチン接種した晩の眠りが浅かったのは注射部位の痛みのせいだと思っています。
- 注射部位の腫れやかゆみはありませんでした。
コロナワクチン2回目の接種後の経過
コロナワクチン接種会場にて
1回目接種後の副反応が思っていたよりも軽く済んだので、2回目接種の時には、軽い気持ちで接種を受けることができました。
1回目接種後の副反応では、腕を持ち上げる時の筋肉痛のような痛みがあり、利き手にそのような痛みがあるのは不便だと感じました。
2回目も1回目と同じ左肩(「利き手ではない方)に接種しました。
コロナワクチン接種後の副反応
2回目接種後は、1回目接種後よりも早めに副反応を自覚しました。
2回目接種後、30分ほどして、左側(接種した側)の軽い頭痛と肩こりのような違和感がありました。
この時は、ちょっと過敏になりすぎてるのかな?という気持ちでした。
接種2時間後より、腕が重くて痛くなりました。腕を少し動かすと痛くて、買い物かごを左手で持つことができませんでした。
接種3時間後、帰宅しました。帰宅した安心感もあったのか、腕を微動させても痛く、横になると腕を自分なりの良い位置でキープすることができず、座って固まっていました。
あまりに痛く、だるくて、家事ができなかったので、接種後3時間半した時点で解熱鎮痛剤を内服しました。
早めに就寝し、翌朝5:30頃、悪寒で目覚めました。
熱は出ていなかったのですが、関節痛・悪寒が強く、耐え切れずに解熱鎮痛剤を内服しました。
布団を首まで、しっかりと被りたいのに、起き上がる動作・布団を動かす動作により、腕が少し動くことで、腕の痛みが起きてしまうので、とてもつらかったです。
この日は子どもの入学式だったので、どうしても出席する必要がありました。
5時間おきに解熱鎮痛剤を内服して、乗り切りました。
入学式から帰宅後は、ぐったりして、布団に横になりました。
翌朝まで、悪寒は続き、だるい感じが持続していました。
丸2日間、腕の痛み、体のだるさが続き、1回目接種後よりもきつかったというのが正直な感想です。
- 1回目よりも短時間で副反応を自覚しました。
- 発熱はなかったものの、悪寒が強く解熱鎮痛剤が必要でした。
- 腕の痛みも、2回目接種後の方が強かったです。
- 2日間は全身のだるさ、腕の痛みが続きました。
コロナワクチン3回目の接種後の経過
2021年12月22日に、コロナワクチン3回目の接種をしました。
1・2回目の経験と周りの意見・経験を参考に接種直後に「鎮痛解熱剤」を内服しました。
午後3時に接種。
午後8時には「首・腕・背中」の鈍痛がありました。
まだまだ鎮痛解熱剤の薬効が保たれている時間帯ですが、全身のだるさもあるように感じていました。
しかし!!2回目の痛みよりも全然マシという感想です。
寝る前に再度鎮痛解熱剤を内服し就寝。
夜中に寝返りをするたびに目が覚めるということもなく朝を迎えました。
個人差はあると思いますが、1回目から3回目までの接種後、2回目のワクチン接種後が一番きつかったという印象です。
そして、躊躇なく鎮痛解熱剤を使用して痛みなどを抑えることが通常の生活を送るためには大切だと思いました。
コロナワクチン接種を経験して思うこと
私は、医療従事者としてコロナワクチンを先行して接種することができました。
副反応の表れ方は、千差万別で、個人差が大きいです。
同じ時期に接種した同僚の中でも、
- 何ともない
- 少し腕が痛いかな?
- 熱が出た!
など、さまざまな副反応がありました。
2回目接種後の方が、副反応が強く出ると説明されていましたが、1回目接種後の副反応の方が強かった人も居ました。
安易に怖がる必要はありませんが、行政から発信されているコロナワクチン接種に関する情報をしっかりと読みこみ、理解・納得してからコロナワクチン接種をした方がいいと思います。
「こびナビ」のご紹介
日本では、医療従事者や高齢者に対し、先行してワクチン接種が行われています。
世界各地でも、それぞれ異なるペースではありますが、ワクチンの接種が進んでいます。
医師が運営・監修している「こびナビ」は、ワクチン接種への理解を深めてもらおうと開設されたサイトです。
気になる方は、一度チェックしてみてください。