子どもには、色々な体験をしてほしいと思っています。
わが子は、「宿題以外は勉強しない」子供です。
ADHDの傾向があるので、長い時間をかけて、自宅学習や勉強の仕方を学んでほしいと思っています。
漢検は、受験票を持って通学している学校以外の試験会場に行き、決められた試験時間を過ごすという、子供にとってはドキドキの経験です。
そんな経験を少しずつ経験しておくことで、試験というもののイメージをつけたり、慣れてほしいという思いから、「漢検」に取り組んでいます。
わが子は今年4回目の漢検受検を終えました。
毎回、受検後の達成感に満ちた笑顔を見る事が楽しみです。
漢検受検を検討している方へ、わが家の学習方法をお伝えします。
Contents
漢字検定とは
漢字検定について、漢検公式サイト(漢検公式サイトはこちら)による説明を抜粋します。
「漢検(日本漢字能力検定)」は、漢字能力を測定する技能検定です。
漢字を「読む」「書く」という知識量のみならず、漢字の意味を理解し、文章の中で適切に使える能力も測ります。
「漢検」の評価は社会的な評価でもあり、学んだことがすぐ生き、生涯楽しく学べ、進学や就職にも役立つため教育や企業の現場で今注目を集めている検定です。『漢検』は、漢字の意味をしっかり理解して、文章や会話の中で正しい日本語がつかえるようにする能力の検定。だから、漢字の成績だけではなくて、言葉を理解する力やものごとを考える力をつけるのにとっても役立つ。のです。
漢検の流れ
受験級を決める
漢検各級の試験内容について(2019年10月時点)
受験級 | レベル・対象漢字数 | 検定料 |
1級 | 大学・一般程度(約6000字) | 5000円 |
準1級 | 大学・一般程度(約3000字) | 4500円 |
2級 | 高校卒業・大学・一般程度(2136字) | 3500円 |
準2級 | 高校在学程度(1940字) | 2500円 |
3級 | 中学校卒業程度(1607字) | 2500円 |
4級 | 中学校在学程度(1322字) | 2500円 |
5級 | 小学校6年生修了程度(1006字) | 2000円 |
6級 | 小学校5年生修了程度(825字) | 2000円 |
7級 | 小学校4年生修了程度(640字) | 2000円 |
8級 | 小学校3年生修了程度(440字) | 1500円 |
9級 | 小学校2年生修了程度(240字) | 1500円 |
10級 | 小学校1年生修了程度(80字) | 1500円 |
漢検には10級から1級まで全12段階のレベルがあります。
小学生で習う漢字の出題範囲は10級~5級が対象となるため、初めての検定は子供の対象学年もしくはその一つ上の級を目指すのが目安となるでしょう。
検定に申し込む
私はインターネットで申し込みました。
漢検のホームページ(漢検のホームページはこちら)から申し込む事が出来ます。
漢検は、例年
6月. 10月. 2月
に検定が行われています。
申込み開始:試験日の3か月前の1日から
申込み締切り:試験日の1ヵ月前
受験票が届く
受験票は検定日の約1週間前に届きます。
検定当日
検定時間
2級 | 10:00~11:00 | 1時間 |
準2級 | 11:50~12:50 | 1時間 |
8・9・10級 | 11:50~12:30 | 40分間 |
1・3・5・7級 | 13:40~14:40 | 1時間 |
準1・4・6級 | 15:30~16:30 | 1時間 |
- 検定開始20分前:試験会場に入場可能
- 検定開始15分前:保護者は退室
- 検定開始10分前:答案用紙の記入方法などの説明開始
検定開始20分前から、試験会場に入る事ができます。
この時は、親子で試験会場に入る事ができます。
初めての時には、子供だけでは自分の席を見つける事が難しい事が予想されます。
受験票の番号を見ながら、自分の席を探します。
席には、答案用紙が置いてありますので、名前・受験番号・生年月日の間違いがないか確認しましょう。
検定開始15分前には、保護者の退室がアナウンスされます。
検定開始10分前から、答案用紙の記入方法などの説明が始まります。
試験が開始後、一度退室してしまうと試験会場内に戻る事が出来ません。
子供のトイレを済ませておきましょう。
検定に持って行くもの
- 受験票
- 鉛筆またはシャープペンシル
- 消しゴム
鉛筆の場合は、予備に数本持参しましょう。
シャープペンシルの芯はしっかり充填されているか確認しましょう。
合否の通知
検定日の約40日後に受験者全員に「検定結果通知」が郵送されてきます。
合格者には、「合格証書」「合格証明書」が同封されます。
わが家の受検について
わが家の漢検の位置づけ
- 予習目的ではない
- 前学年の漢字が習得できているか確認したい
⇒小学校在学年よりも上の級は受検しない
わが家の場合は、予習として受検するよりも、前学年の漢字を習得することができている事を確認する為の受検と位置付けています。
例年、漢検は6月.10月.2月に検定が行われています。
例えば、2年生に進級した6月に、10級の小学生1年生修了程度の漢検を受検するという感じです。
わが子は、グレーゾーンに近いですが、ADHDでコンサータを内服しています。
そんなわが子が、学校で習っていない漢字を事前に学習する(予習する)事で
- 学校の先生から習得する学習と、自宅学習との違いがあった場合に、混乱を招く
- 自分の知っていること(予習したこと)が、授業で行われる事で、授業への集中力が欠ける可能性がある
という理由より、予習よりも復習に重点を置いています。
わが家の漢検勉強法
そんなわが子に実践した漢検勉強法を紹介します。
問題集と漢字ノートで地道に練習
受検する級の問題集を準備して、漢字ノートに地道に練習していきます。
問題集に、直接書き込んでしまうと、繰り返して漢字を練習することができないので「漢検用の練習ノート」を用意して、練習します。
「1日1ページ」など、子供と一緒に目標を設定して取り組むといいと思います。
問題集を選ぶ時にも、大きめの書店に行って、子供本人に問題集を選ばせます。
最近は可愛らしいイラストで子供が嫌にならずに勉強できるような問題集も出ています。
自分で決めた問題集・自分で決めた練習のペースであれば、うちの子でも取り組むことができました。
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本番を想定したテストを活用する
漢検受検日が近づいてきたら、ゆっくりと時間を確保できる週末に本番を想定したテストをやってみます。
わが家は、実物大過去問を活用しています。
実際の検定問題と同じサイズの問題用紙・答案用紙に記入する事ができるので、本番に近い形式で学習することができます。
漢字ノートに書くだけでは、子供にとって実際の検定のイメージは湧きにくいものです。漢検受検の時には、親は別室で待機しておきます。
検定会場には子供だけ残って受検します。これは、大人の私達には当然のことですが、初めて検定を受ける子どもには、不安が大きくなる要素です。
特にわが子にとっては、「検定を受けたくない」「諦めてしまう」要素になり得ます。「自宅で挑戦したことがあるテストだから大丈夫。」と気持ちのハードルを低くしてあげる必要があると思い、実践しています。
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スマイルゼミでの漢検対策
問題集を購入するよりもお値段はかかってしまいますが、「スマイルゼミ」で漢検の勉強をすることができます。
スマイルゼミでは、会員限定で「漢検受検応援キャンペーン」を開催しています。
漢検受検料をスマイルゼミが全額負担してくれます。
スマイルゼミの漢検ドリルは、各級の漢字を学ぶだけでなく、出題形式に沿ってトレーニングすることができます。
タブレット教材なので、子供にとっては「ノートに書く勉強」よりも新鮮で、積極的に取り組んでいました。
兄弟が居る場合は、1人がスマイルゼミを受講しておけば、タブレットでの漢検ドリルを兄弟で活用することができるので、おススメですよ。
まとめ
小学生のうちから「正式な試験を受けてみる」という経験を重ねてほしくて、漢検受検を始めました。
最初は、「親が決めた受検」と抵抗を示したわが子でした。
問題集を自分で選んだり、自分で取り組む量を決めることで、少しずつ漢検に向き合えるようになりました。
漢検受検後、試験会場から出てくるわが子の笑顔はとても輝いています。
試験時間が合えば、親子で受検することも可能な漢検。親子で受検したら、勉強がもっと楽しくなるかもしれないですね。